UTドローンによるタンク点検で、3密回避 世界最大手の窒素肥料メーカー ヤラ・インターナショナルのプラント設備点検を実施 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000207.000020194.html

より引用。

今年10月、テラドローンのグループ会社であるTerra Inspectioneering(本社:オランダ)が、世界最大の窒素肥料メーカーであるヤラ・インターナショナル(本社:ノルウェー)に対し、UTドローンによるプラント設備点検を実施いたしました。

今回点検サービスを実施した、ヤラ・インターナショナルのプラント設備

今回点検サービスを実施した、ヤラ・インターナショナルのプラント設備本点検では、Terra Inspectioneering社製のドローンで、目視点検・板厚検査(非破壊検査)を実施。超音波検査が可能なUTドローンで、板厚検査をすることにより、点検作業員が設備内に立ち入る時間を最小限にすることで、感染リスクを避けた、より安全な点検サービスを提供いたしました。目視点検において、Flyability社の製品を使用しました。

今回使用した、Terra Inspectioneering社製のUTドローン

今回使用した、Terra Inspectioneering社製のUTドローン
さらに、前述の新型コロナ対策以外にも、UTドローンを使用することで、安全性の向上、レポート作成の簡素化、設備稼働停止期間における損失の削減など、様々なメリットがあります。現在、資源が豊富な欧州では、UTドローンが、主に石油化学系の設備点検に活用されつつあります。

ヤラ・インターナショナルは、ノルウェー・オスロに本社を置き、世界50カ国以上に拠点を持つ、世界最大手の窒素肥料メーカー。尿素・硝酸塩・アンモニアなどの窒素化合物を主とした窒素肥料の製造・販売などを行っています。

 ▼UTドローンが屋外で板厚検査を実施する様子(動画)

※今回実施した点検の様子ではありません。他のプラントでの点検時の様子です。

■Terra Inspectioneering
Terra Inspectioneeringは、2016年5月13日にRoNik Inspectioneeringとしてスタート。板厚検査を含むオイル&ガス系貯蔵タンクの点検・メンテナンスを中心としたサービスを長年提供してきており、欧州の大手オイル&ガス会社を中心に200件以上の実績をもつ。オランダのアムステルダムで行われたコンテストThe Drone Hero Europe 2019で、欧州でトップのドローン企業に選出される。2019年にテラドローンが出資を完了させ、同社はTerra Inspectioneeringに社名を変更。
現在では、独自のUTドローンを用いた、タンクの壁厚点検に注力。ドローンを使った肉厚測定技術も開発し、特許を取得。目視検査や熱検査も行う。ドローンで収集した検査データは、クラウド上の検査対象物の3Dモデルを介して共有され、クライアントがアクセス可能なシステムを構築。

■テラドローン株式会社
2016年に創業。東京本社含め、全国に拠点を構え、海外においても欧州・東南アジアを中心に事業展開する、世界最大の産業用ドローンソリューションプロバイダー。世界的なドローン市場調査機関のDrone Industry Insightsによる「ドローンサービス企業 世界ランキング2020」において、産業用ドローンサービス企業として「世界1位」に選ばれる。
日本では大手ゼネコン・建設コンサル等からの案件を中心に、世界でもトップクラスとなる1,500件以上のドローン測量/点検実績がある。現在では、独自技術による高精度且つ大幅な低価格化を可能とした「Terra Lidar (特許取得済)」、ドローン前提社会の実現において必須の運航管理プラットフォームである「Terra UTM」、飛行申請から保険までオールインパッケージの簡単なドローン屋根点検アプリ「Terra Roofer」等を開発、販売。

Facilities Management and Green Roofs and Walls

ドローンでプラントの設備を点検、NTTドコモと日揮が協業で

https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1908/21/news034.html サイトより引用。

NTTドコモと日揮は2019年8月8日、石油精製や化学などの大規模プラントに対する設備点検や建設管理を対象とし、IoT(モノのインターネット)やドローン(無人航空機)を活用した実証と事業創出に向けて協業の検討を行うと発表した。

ドローンによるプラント設備点検ソリューションを開始

 「ドローンなどによるプラントの保守点検」は、ドローンを用いてプラント設備を撮影し、点検者がクラウド上で保守点検のレポートを作成し、点検情報を管理するというものだ。従来のプラント保守点検は、数年から十数年に1度の頻度で膨大なコストと時間をかけて実施してきたが、ドローン点検により、高頻度かつ低コストで実施できるようになる。また、ドローンによる点検では高所作業が不要になるため、点検者の安全確保も可能となる。

 NTTドコモが開発したドローンプラットフォーム「docomo sky」と日揮グループが提供するプラント向け統合型保全サービス「INTEGNANCE」などの設備管理システム、プラントの保守点検についてのノウハウなどを活用する。これらを生かした技術開発と現場実証を国内外で実施し、2019年度内のサービス提供開始を目指す。

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